介護と医療 迷走blog

お年寄りに添うということ

笑って許して !

(昔) 親孝行したいときには親は無し

(今) 親孝行したくもないのに親はいる

こんなお年寄りを題材にしたお笑いと言えば綾小路きみまろさんが一番人気ですが、桂文珍さんの落語「老婆の休日」(ローマの休日のもじり) はおじいさん、おばあさんの様々な生態を描写して秀逸。おすすめです。

家庭で、町で、そして病院でのお年寄りの思いもよらない行動・おしゃべりが楽しいし、ともすると深刻になってしまいがちな社会問題もこの落語では、さりげなく語られて笑ってしまう。

看護・介護職の方、ぜひ仕事疲れや心のこりをほぐしてくださいね。

 

★抱腹絶倒 !  電車内注意。

 

頑固もいいけれど

在宅の80歳のAさんはこのところ調子が悪い。

食欲が落ち、いつもの頑固さも勢いがない。なんとなく肺炎の症状が感じられ通院をすすめるが、がんとして大丈夫と言い張る。

昨日他のヘルパーさんの時、転倒して動けなくなった。なにせ90kgの巨体。やむなく救急車を呼ぶ。幸い軽い打撲ということで間もなく帰宅。

やはり肺炎のことには触れず、内科医には看てもらわなかった。

大好きなお酒も飲まず、おかゆをすすって寝んだそうだ。

高齢者の肺炎は高熱などの顕著な症状がないまますすむこともあるらしい。

頑固さと体力で回復してくださることを祈るばかりです。

75歳以上のお年寄りが8人に1人 !

今日は敬老の日。100歳以上のお年寄りが5万人を超えているとか。

けさの新聞記事では、75歳以上の方が8人に1人となったそうだ。(総務省推計) 65歳以上の高齢者全体では4人に1人となる。

世界に類を見ない超高齢社会の中で、ご本人はもとより、ご家族、医療や介護の現場でも不安と混乱が渦巻いている。いずれも気力だけではパンク寸前。

医療制度、介護の仕組みづくりに後手後手の対応をしてきた政治・行政のつけといえるが、現状認識と早急な改革を実現して欲しいものだ。